妊活を始めて最初にやること、それが「基礎体温 of 測定」…いえ、「基礎体温の測定」です。
でも「体温を毎朝測るだけで何がわかるの?」「グラフの見方が難しそう…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
このページでは、2人の子どもをスムーズに授かった我が家の体験をもとに、基礎体温の正しい測り方・グラフの読み方・妊活での活用方法を、夫婦で取り組める視点からわかりやすく解説します。
基礎体温(BBT)とは?普通の体温と何が違うの?
基礎体温(Basal Body Temperature=BBT)とは、身体を動かさない「安静状態」での体温のことです。
普通の体温計で測る体温は、食事・運動・入浴・気温などに左右されます。しかし基礎体温は専用の「婦人体温計」を使って、毎朝起き上がる前(目を覚ましたらすぐ)に舌下(舌の裏)に当てて計測するため、外的影響を排除した「体の素の温度」が測れます。
なぜ基礎体温を測ると排卵日がわかるの?
女性の基礎体温は、ホルモンの変化によって以下の2つの時期に分かれます。
| 時期 | 体温の特徴 | 期間の目安 |
|---|---|---|
| 低温期(卵胞期) | 体温が低め(36.0〜36.4℃前後)で安定 | 生理開始〜排卵日まで(約14日) |
| 高温期(黄体期) | 体温が0.3〜0.5℃上昇し高めで推移 | 排卵日後〜次の生理まで(約14日) |
低温期から高温期へと急激に体温が上がった前後が「排卵日」です。この切り替わりのポイントを把握することが、妊活における最重要ポイントになります。
【道具の準備】妊活用に必要なのは「婦人体温計」だけ
基礎体温の測定に必要なものは、「婦人体温計」1本だけです。
家庭用の体温計と違い、婦人体温計は小数点第2位まで測定できます(例:36.28℃)。わずか0.1〜0.2℃の差が重要になるため、必ず婦人体温計を用意してください。
おすすめの婦人体温計の選び方
- 測定時間が短いもの(15〜30秒):寝起きに計測しやすく続けやすい
- Bluetoothでアプリ連携できるもの:測定値が自動でスマホに飛ぶので記録が楽
- バックライト付きのもの:暗い寝室でも数値が読みやすい
夫として、妻に婦人体温計を選んで買ってあげるのが最初の大切なサポートです!
【測り方の手順】基礎体温の正確な計測方法
- 目が覚めたらすぐ、起き上がらずに計測する
トイレに行ったり、寝返りを打ったりするだけで体温が変動します。枕元に婦人体温計を置いておき、目覚めたら横になったまますぐ測りましょう。 - 舌の裏(舌下)に当てて計測する
脇の下ではなく、舌の裏の舌下静脈の近く(「ぜつか」と言います)に当てると最も正確に測れます。 - 毎日なるべく同じ時間に測る
測定時間が毎日ズレると体温のデータに誤差が出やすくなります。起床時間が毎日同じになるよう心がけましょう。 - アプリや手帳に記録する
測った体温を毎日記録することで、グラフが作られ、体のリズムが見えてきます。
【グラフの読み方】3つのパターンで妊活の状況を把握する

パターン1:理想的な「二相性」のグラフ(妊活順調サイン)
低温期と高温期がはっきり分かれており、高温期が12〜14日間続いているグラフが「理想的な二相性」です。このグラフが出ている場合、排卵が正常に起きており、妊活的に非常に良いコンディションです。
パターン2:高温期が短い・体温差がない(要注意サイン)
高温期が10日以下だったり、低温期と高温期の体温差が0.3℃未満だったりする場合は、「黄体機能不全」の可能性があります。気になる場合は早めに産婦人科に相談しましょう。
パターン3:高温期が続いたまま生理が来ない(妊娠の可能性!)
通常は高温期が終わると体温が下がり生理になります。しかし高温期が18日以上続いて生理が来ない場合は、妊娠している可能性が高いです。妊娠検査薬で確認してみましょう!
なぜ?基礎体温がガタガタ・バラバラになる4つの原因と対策
毎日同じように測っているつもりでも、グラフの波形がガタガタになったり、バラバラで一定のパターンが見えなかったりすることがあります。「もしかして不妊の原因?」と不安になる前に、まずは以下の4つの原因に当てはまっていないか確認しましょう。
原因1:睡眠不足や測定時間のズレ(生活リズムの乱れ)
基礎体温は「起床直後、体を動かす前の安静状態」で計測する必要があります。夜更かしで睡眠時間が短かったり、毎日起きる時間が2時間以上ズレていたりすると、それだけで体温は変動してしまいます。
【対策】:なるべく同じ睡眠時間を確保し、休日も平日と同じくらいの時間に一度検温する習慣をつけましょう。
原因2:口呼吸による口内の乾燥
婦人体温計は舌の裏(舌下)で測るため、寝ている間に口を開けて呼吸(口呼吸)していると、朝起きた時に口の中が冷えて乾燥し、体温が低めに測定されることがあります。
【対策】:寝る前に口呼吸防止テープ(マウステープ)を貼る、寝室の加湿を行うなどが有効です。
原因3:冷えやストレスによる自律神経の乱れ
過度な仕事のストレスや妊活へのプレッシャー、エアコンによる身体の冷えなどは自律神経を乱し、ホルモンバランスを崩す直接の原因になります。自律神経が乱れると、体温調節がうまく機能せずグラフが乱れやすくなります。
【対策】:入浴時はシャワーだけで済ませず湯船に浸かる、ハーブティーなどでリラックスする時間を作るなど、身体を温めて心身を休めましょう。
原因4:女性ホルモンの乱れや無排卵の可能性
上記の生活習慣や外的要因に心当たりがないにもかかわらず、グラフが常にガタガタで高温期と低温期の二相に分かれない場合、ホルモン分泌の低下(黄体機能不全)や、排卵が正常に行われていない(無排卵周期症)可能性があります。
【対策】:基礎体温はあくまで目安です。自己判断せず、グラフを記録して産婦人科を受診することをおすすめします。
基礎体温が乱れているとき、病院を受診すべき3つの目安
「グラフがガタガタだからすぐに病院に行くべき?」と悩む方も多いでしょう。病院を受診する判断基準として、以下の3つの目安を参考にしてください。
目安1:高温期が10日未満(短い)状態が3周期以上続く
低温期から高温期に移行したものの、高温期が10日未満で終わってすぐ生理が来てしまう場合、黄体ホルモンの分泌が不十分な「黄体機能不全」の疑いがあります。受精卵が着床しにくく不妊の原因となるため、3周期以上続く場合は医師に相談しましょう。
目安2:全体的に平坦(一相性)で、低温期・高温期の区別がない
何ヶ月測ってもグラフが平坦で、体温の高低差(目安として0.3℃以上の差)が見られない場合、排卵が起きていない「無排卵周期症」の可能性があります。生理が来ていても無排卵であるケースは珍しくありません。放置せず早めに産婦人科を受診してください。
目安3:高温期が18日以上続いており、生理が来ない
高温期が18日以上継続している場合は、妊娠している可能性が極めて高い状態です。まずは市販の妊娠検査薬を使用し、陽性が出た場合はすみやかに産婦人科を受診して胎嚢(赤ちゃんの袋)の確認をしてもらいましょう。
病院を受診する際は、「最低でも2〜3周期分」の基礎体温データ(アプリ画面または手帳)を持参すると、医師が診断しやすくなります。まだデータが足りない場合でも、不安があればいつでも相談して大丈夫です。
【夫のサポート方法】妻の基礎体温管理を一緒に楽しむコツ

基礎体温の測定は「毎日続けること」が最大のハードルです。ここでの夫の役割が非常に重要です。
- 夫婦で共有できる妊活アプリを使う:「ペアリズム」などで夫もグラフを見られるようにすると、自然と会話が生まれます。
- 「測った?」と催促しない:測れなかった日があっても責めず、プレッシャーを与えないことが大切です。
- 「今日は低温期っぽいね」と一緒に分析する:妻のグラフを夫が把握していると、「今の時期は無理しないでね」など気遣いの言葉をかけやすくなります。
まとめ:基礎体温は妊活の「羅針盤」
基礎体温 of 測定は、妊活において最もコストがかからず、最も多くの情報を得られる強力なツールです。
「体温を測るだけ」というシンプルな行動ですが、毎日積み重ねることで自分の体のリズムが見え、排卵日の予測精度が上がり、クリニックでの診断にも役立てることができます。
まずは婦人体温計を1本用意するところから、夫婦で一緒に始めてみてください!

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